股関節、それだけ聞いても、
骨盤と大腿骨の結合部としか思い浮かばないと思いますが、運動に関して非常に重要な部分であると思います。
前回のトピックでは肩甲帯について触れましたが、今回は骨盤帯です。大腿骨と骨盤(寛骨、腸骨、恥骨の複合体)のことをいいます。
大腿骨は骨頭から大腿骨頚、大腿骨と至ります。膝関節、足
関節へと移行します。このとき、股関節、膝関節、足関節は骨格上一直線ではなく、膝関節が内側に入っています。つまり、股関節と膝関節、足関節にはある角度がついています。(個人差あリ)この角度が少し厄介で、地面からの反力を分散させてしまいます。体への負担を軽減する意味合いでこのような骨格になっているんだと思いますが、地面の力を無駄なく上肢帯へ伝えるという事を考えるとこれは不利になると思います。
一般的によく、拇指球に力を入れなさいといわれますが、拇指球に力を入れたのであれば膝関節はさらに内側に入ります。下腿部での力感は強くなるため力が伝わっているというような錯覚を受けますが、下腿の出力が高まり、地面からの反力は膝関節で分散され、体は疲れるが、力は伝わらないという状態が起こりやすくなると思います。では反対に小指側(小指球)側に
体重をかけると、股関節、膝関節、足関節は一直線に近くなり、大腿部、下腿部の出力はそんなに必要ではなく、力が股関節にダイレクトかかっている感覚があるとおもいます。つまり一直線の棒を地面に突いている状態を
イメージしてもらえば分かりますが、地面の力は地面と反対の先端にダイレクトにかかっていることが分かります。力の伝達はなるべくロスなく行えることが良いわけですので、このような状態で地面からの反力を
上半身へと伝えることができることが望ましいのではないかと思います。
以上股関節についての簡単な説明ですが、とても重要な関節であり、肩甲帯と骨盤帯は体のなかの
エンジンといわれる部位です。肩関節と股関節は特殊な関節(球関節)であり多軸性で外転、内転、屈曲、伸展、内外旋、ぶん回し運動ができる関節です。特に肩関節は骨頭よりも受け皿のほうが小さいという非常にデリケートな形状をしています。ということも頭に入れておくと良いと思います。